ボタニカルな日々

Kitokaの仕事日記

台峰のリースと里山保全のこと

f:id:botanical-kamakura:20181207000746j:plain

 

今年の3月、北鎌倉の台で行われていたある写真展を訪れました。

写真を撮影されたのは、御年80歳の川上さん

お話を伺うと、ご自身が子供の頃の明るい森を取り戻すため、

おひとりで地元の里山「台峰」の手入れを始めた方でした。

今では協力してくれる仲間も増え、定期的に保全活動をしているのだそうです。

 

鎌倉の他のハイキングコースを歩いたときは、笹が藪化して見通しが悪く、

その状態が当たり前と思っていた私にとって、写真展の帰り道、はじめて歩いた

台峰は、木漏れ日が射すとても気持ちの良い山道でした。

その体験があまりに印象的だったため、また「疲れたら座って休んでいればいいんだ

から」という川上さんの言葉に勇気付けられ、5月から台峰の手入れに参加するよう

になりました。

 

森の贈り物展を開催しているkmakura24sekki さんのエントランス脇には大きな鏡

が置いてあります。その鏡の前に飾ってあるリース (非売品) は台峰へのオマージュを

込めた作品となっています。

5月からの半年間で、台峰やふもとの町である台で出会い、縁あって私の手元にやっ

てきた植物をふんだんに使って制作致しました。

以前ブログでもご紹介した、北鎌倉コットンさんの棉の実も温かさを添えています。

 

このリースをご覧になることで、鎌倉の自然の豊かさを感じていただけましたら、

これ以上の喜びはありません。

 

今回、森の贈り物展で販売するリースの価格には、僅かではありますが、

「台峰緑地保全会」への寄付金を含めさせていただいています。

どうぞご理解下さいますようお願い申し上げます。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 鎌倉情報へ
にほんブログ村